腰痛の原因とは?【その2】慢性腰痛・画像診断で異常なし・運動後の腰痛まで詳しく解説
腰痛の原因は一つではなく、筋肉・骨格・姿勢・生活習慣・心理的要因など、複数の要素が絡み合っています。ここでは特に、慢性的な腰痛や画像診断では異常が見つからない腰痛、椎間板障害や運動後に起こる腰痛など、より深い原因について解説します。
慢性腰痛の主な原因
慢性腰痛は、以下のような複数の要因が組み合わさって発症します。
筋肉・靭帯の負担
長時間の同じ姿勢や重い物の持ち運びにより、筋肉や靭帯に炎症や損傷が起こる場合があります。脊椎や椎間板の異常
腰椎の変形、すべり症、椎間板ヘルニアなど、構造的な問題が原因となるケースも多いです。姿勢の崩れ
猫背や反り腰、不自然な寝姿勢など、日常の悪い姿勢が腰部への負担を増やします。生活習慣の影響
運動不足、肥満、喫煙などにより筋力が低下し、腰への負担が大きくなります。ストレス・精神的要因
心理的ストレスや不安が筋緊張を引き起こし、慢性腰痛を悪化させることがあります。
レントゲンでは異常なし?画像診断に映らない腰痛の原因
レントゲンやMRIで異常が見つからないにもかかわらず腰痛が続くことは珍しくありません。そのような場合、以下のような要因が考えられます。
筋肉や靭帯の炎症・損傷(画像に映らない)
姿勢不良や筋力低下
神経過敏による痛み(中枢性感作)
ストレスや精神的な要素
日常動作における機能的な障害
これらは画像検査では発見できないため、問診や徒手検査、生活背景の聞き取りが重要となります。
椎間板による腰痛の原因
椎間板障害は、腰痛の大きな原因の一つです。
椎間板ヘルニア:内部の髄核が飛び出して神経を圧迫することで、腰痛や坐骨神経痛を引き起こします。
椎間板変性:加齢や過度の使用により、椎間板が薄く・硬くなり、腰椎の負担が増加します。
椎間板のずれ・炎症:姿勢の乱れや外傷により椎間板が本来の位置からズレたり、炎症が生じたりすると痛みの原因になります。
運動後の腰痛の原因
運動後に腰が痛くなる場合、以下のような原因が考えられます。
筋疲労・筋損傷:不慣れな動きや無理なフォームで筋肉に過度な負荷がかかった場合
椎間板や関節への負担:重量挙げなどで正しい姿勢を保てなかった場合、椎間板に負担がかかります
筋肉の炎症:運動後の血流不足や筋繊維の微細損傷によって痛みが出るケースも
加齢変化による柔軟性の低下
※正しいフォームと筋力バランスの維持が予防には重要です。
部位別・症状別でみる腰痛の原因
● 下部腰痛(腰の下側)
椎間板ヘルニア
腰椎分離症・すべり症
腰部筋肉のけいれんや炎症
● 上部腰痛(腰の上側)
広背筋や脊柱起立筋の緊張
肋骨接合部の炎症
背部関節の捻挫や損傷
● 骨盤まわりの痛み
骨盤の左右バランスの乱れ
股関節の可動制限・炎症
骨盤底筋の弱化
● 脊柱管狭窄症による痛み
脊柱管内の神経が圧迫されることで、腰痛+足のしびれや歩行困難を併発するケースが多いです
うつ伏せ姿勢で腰痛が出る原因
腰部筋の緊張:うつ伏せは背中が反るため、筋緊張が生じやすくなります
椎間板への圧迫:腰が沈み込む寝具や柔らかいマットレスでは、椎間板に過剰な圧がかかります
体幹筋のアンバランス:うつ伏せ姿勢を長時間取ることで、腹筋群と背筋群のバランスが崩れ、腰部に負担が集中することがあります
腰痛を放置せず、早めの対策を
腰痛の原因は一人ひとり異なるため、画一的な対応では改善しないこともあります。
当院「北浦和西口カイロプラクティック」では、原因に合わせたオーダーメイドの施術を提供しています。画像に映らない不調にも対応可能ですので、お悩みの方はぜひご相談ください。
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